ゴルフ・ドゥが中古クラブ再生事業に参入、低価格販売で初心者需要を狙う

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ゴルフ・ドゥは2021年内にゴルフクラブのリユース事業に参入する。廃棄予定のゴルフクラブのパーツを一部取り換え、店頭やオンラインショップで発売する。ゴルフの競技人口はプレーヤーの高齢化などで減少していたが、コロナ禍で“密”を回避するスポーツとして人気が再燃。2000-3000円からゴルフクラブを売り出し、初心者を中心に需要を取り込む。

一部破損や旧式で販売が難しいゴルフクラブが対象。同社によると古いゴルフクラブは新型に比べ飛距離や打ちやすさが劣ることが多く、売れ行きが芳しくない。だが柄の部分に当たる「シャフト」を取り換えるだけでも現行モデルに近しい物になり、特にゴルフ初心者の若者から需要が高まるとみている。交換するパーツは、新品だけでなく比較的美品だが中古のシャフトも候補に入れる。

リユースクラブは初心者の若者が初めてクラブを購入する際に手に取りやすい安価な点をアピールする。店頭だけでなく会員制交流サイト(SNS)やオンラインサイト上でも紹介する。

ゴルフ・ドゥは中古ゴルフ用品の販売を手がける。国連の持続可能な開発目標(SDGs)に企業が取り組む中、佐久間功社長は「これまで廃棄していたクラブをもう一度使うことで世の中に貢献できるのでは」と考え、廃棄予定のクラブのリユース事業への進出を決めた。同社はこれまでも来店客から要望があれば店員の裁量でシャフト交換などに応じていたが、今後は事業として本腰を入れる。

 

日刊工業新聞2021年6月22日記事に加筆

COMMENT

ゴルフ・ドゥの2021年3月期連結決算は当期純利益が同3・6倍の1億3800万円と過去最高益となりました。ここ数年の業績が低迷していた時期、ゴルフ・ドゥ店舗では開店準備の際にレジまわりのみ電気をつけるなど節電に取り組み、コスト圧縮に向け地道な努力を続けてきたそうです。そうした苦渋を味わってきたからこそ、今は「社内が活気づいてる」(佐久間社長)とのこと。同社は現在を「第二の創業期」と位置づけ、オンラインショップの強化や店舗網の拡充を図り、好業績の維持・拡大につなげる考えです。(さいたま総局・大城蕗子)

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