AIは人の混雑を緩和させられるか―富士通研、シンガポールでAI使った実証開始
混雑時間帯をずらして行動、交通手段を分散
富士通研究所(川崎市中原区、佐相秀幸社長、044・754・2613)は、人工知能(AI)技術を使って、シンガポールのイベント施設やスポーツ施設、商業施設などで、人や交通の混雑を緩和することを目指した実証実験を始めた。数万人を対象に実験し、人の行動を誘導することで混雑を回避できるかどうかを検証する。実施期間は2017年12月末まで。
富士通のAI技術「ジンライ」を使って人に行動を提案し、これを適切に調整することによって、混雑時間帯をずらして行動させたり、交通手段を分散させたりして混雑の緩和を目指す。交通や周辺の飲食店での料金の割引などにより行動を誘導する。
こうして、例えば、人がイベントに参加した後、帰宅するまでに混雑が予想される場合などに、その人に合った最適な行動や過ごし方をスマートフォンのアプリケーションなどを通じて提案する。動機付けを付加した行動を提案した際の人の満足度なども計る
富士通のAI技術「ジンライ」を使って人に行動を提案し、これを適切に調整することによって、混雑時間帯をずらして行動させたり、交通手段を分散させたりして混雑の緩和を目指す。交通や周辺の飲食店での料金の割引などにより行動を誘導する。
こうして、例えば、人がイベントに参加した後、帰宅するまでに混雑が予想される場合などに、その人に合った最適な行動や過ごし方をスマートフォンのアプリケーションなどを通じて提案する。動機付けを付加した行動を提案した際の人の満足度なども計る
日刊工業新聞2015年11月25日 科学技術・大学面