航空会社で日本初、ANAが機内食の容器を植物由来素材に
全日本空輸(ANA)は8月から国際線エコノミークラス向け機内食の主菜容器をプラスチック製から植物由来素材に順次変更する。サトウキビから砂糖を精製する際に残る茎や葉であるバガス素材を用いる。機内物品での使い捨てプラスチック使用量の約3割に当たる年間約317トンを削減する。
機内食の容器をプラスチック以外に切り替えるのは、日本の航空会社で初めて。バガス素材の容器は、地上や上空など多様な環境下でも安定品質を保つことが求められる機内食の厳しい安全・衛生要件を満たしたという。
日刊工業新聞2021年4月19日