日産など55社が参加した「電池サプライチェーン協議会」って何をするの?
電池関連産業の国際競争力強化を目指す団体「電池サプライチェーン協議会(BASC)」は14日、東京都内で設立総会を開いた。4月1日に設立されてから初の総会で日産自動車やパナソニックなど55社が出席。自動車の電動化に向けリチウムイオン電池などの開発や標準化に向けた動きが激しくなる中、原材料や部品といったサプライチェーン(部品供給網)一体による連携で安定的な生産・供給体制を構築する。
会長は住友金属鉱山の阿部功執行役員、副会長には豊通リチウムの片山昌治社長が就いた。BASCでは電池材料の確保や、増産における莫大(ばくだい)な投資といった各社を取り巻く課題を議論する。7月末までに政府への政策提言をまとめるほか、ISO規格といった規制やルールにも対応する。
14日に都内で会見した阿部会長は「急激な生産・需要拡大に対するさまざまな課題に積極的に活動していきたい」とあいさつした。
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日刊工業新聞2021年4月15日