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WHILLが電動車いすのレンタルサービス開始。近距離移動向けで低料金

WHILL(ウィル、東京都品川区、杉江理社長)は、近距離移動を対象にした電動車いすのレンタルサービスを始めた。利用料は月1万4800円(非課税、送料別)。申し込み・受け付けや情報提供などを同社と利用者が直接やりとりする仕組みにして、一般的な電動車いすのレンタルより安い料金に設定したという。自動車免許の返納をした高齢者などを中心に提案していく。

ウィルの電動車いす「WHILL Model C2=写真」を貸し出す。年齢や介護保険の有無にかかわらずサービスを提供する。アフターサービスも同社の専門スタッフが対応する。電話サポートや修理などを担う。

介護保険制度を活用した電動車いすのレンタルサービスは、メーカーと利用者の間に卸業者や貸与業者などが介在するのが一般的で、この仕組みが料金を押し上げていたという。

国内の65歳以上の高齢者のうち約3分の1に当たる1000万人が歩きづらさを感じているという。同日会見した杉江社長は「高齢者がもっと外出することで、健康と生活の質(QOL)の維持に役立つ」と訴えた。

日刊工業新聞2021年4月9日

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