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クロスオーバー「X―ADV」全面改良、ホンダがライダーに寄り添った最新技術

ホンダは大型クロスオーバーモデルの2輪車「X―ADV=写真」を全面刷新して、25日に発売する。ピストンなど各部品の見直しによる軽量化を実現。任意に好みの走行モードを選択できる機能なども盛り込み、動力性能や利便性を高めた。消費税込みの価格は132万円。年間700台の販売を計画する。

排気量745ccの直列2気筒エンジンを搭載。2輪車用デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を組み合わせた。ピストンなど各部品の見直しで、エンジン単体の重量を1・4キログラム軽量化した。エアクリーナーは吸気抵抗を低減するなど吸排気系を最適化し、最高出力を高めた。

ライダーをサポートする電子制御技術を搭載。任意にライディングモードを選択できるスロットルバイワイヤシステム(TBW)を採用した。

スマートフォンの専用アプリケーション(応用ソフト)を使い、車両とスマートフォンを近距離無線通信「ブルートゥース」で連携すれば、ハンドルスイッチや音声入力で音楽再生や通話などの操作ができる。

日刊工業新聞2020年3月22日

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