静岡が顔認証決済の先進県に!NECが15施設で手ぶら支払い提供
NECは、静岡県が12日に始める「海の湖」顔認証決済実証事業向けに、顔認証決済システムを提供する。スマートシティー(次世代環境都市)向け基盤ソフトウエア「ファイウェア」を用いた静岡県の「観光デジタル情報プラットフォーム」と決済データを連携する。期間は29日まで。
顔認証技術を用いて、事前にスマートフォンで本人の顔画像やクレジットカードなどの情報を登録することで、利用者は浜名湖エリアの宿泊施設や飲食店、観光施設など15施設で非接触な顔認証決済を利用できる。
顔認証により、利用者はクレジットカードやスマートフォンなどの端末の提示をすることなく、手ぶらで支払いができる。なりすましが困難でセキュリティー面でも安心して利用可能。金銭の受け渡しがなくなるなど新型コロナウイルスの感染リスクも軽減する。
実証には、ベリトランス(東京都渋谷区)のクレジットカード決済サービスを利用。NECは実証事業期間中の顔認証決済で得られる旅行者の属性情報や決済情報などを匿名化した上でデータ連携を実現する。