【みずほATM障害】吸い込まれたカードを8割返却、残りは郵送や行員訪問で対応
みずほ銀行は3日、システム障害で現金自動預払機(ATM)に取り込まれたキャッシュカードと預金通帳のうち、2日までに8割を返却したことを明らかにした。機械内に取り込まれたカードと通帳は他行のものを含めて計5244件に及ぶ。依然2割の返却が滞っており、郵送や来店、行員の訪問などで早期の解決を目指す。
みずほ銀は2月28日、システム障害で全ATM台数(5891台)の7割強にあたる4318台が停止した。同日に定期預金計70万件のデータ更新を実施し、メモリー不足によって不具合が発生。システム連携するATMが異常取引を検知し、順次停止していった。
みずほ銀は再発防止のためにメモリー容量を5倍に増強済み。ATMの異常を早期検知する監視体制、迅速に異常拠点に駆けつける体制を整備する。
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