エアバス、大型機「A350-1000」用エンジンの飛行試験開始
新型の英ロールス・ロイス製。JALも導入
エアバスは現地時間11月5日、大型機A350-1000型機用の英ロールス・ロイス製新型エンジン「トレントXWB-97」の飛行試験を開始したと発表した。
A350-1000は、3機種あるA350 XWBファミリーで最長の機体で、トレントXWB-97は推力9万7000ポンドの専用エンジン。エアバスが保有するA380型機の試験機に装備され、機体の最終組立工場がある仏トゥールーズでの初飛行を成功裏に終えた。
A380のエンジン4基のうち、左内側エンジン1基をトレントXWB-97に換装。飛行時間は4時間14分で、高度は最大3万5000フィート(1万668メートル)まで上昇し、低速度からマッハ0.87の速度でさまざまな試験を実施した。
A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が3クラス280席、標準型のA350-900が325席、長胴型のA350-1000が366席で、新型エンジンであるトレントXWBを採用することで、燃費を従来機より25%改善する。
9月末現在、41顧客から783機(A350-800が16機、A350-900が598機、A350-1000が169機)を受注し、2社にA350-900を6機納入。カタール航空(QTR)が4機、ベトナム航空(HVN/VN)が2機を運航している。10月にはフィンエアー(FIN)にも引き渡した。
日本の航空会社では、日本航空(JAL)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入。確定発注はA350-900が18機、A350-1000が13機の31機で、オプションの残り25機の機種は今後決定する。運航開始は2019年の予定で、777を6年程度で置き換える。A350-1000は、長距離国際線用777-300ERの後継となる見通し。
A350-1000は、3機種あるA350 XWBファミリーで最長の機体で、トレントXWB-97は推力9万7000ポンドの専用エンジン。エアバスが保有するA380型機の試験機に装備され、機体の最終組立工場がある仏トゥールーズでの初飛行を成功裏に終えた。
A380のエンジン4基のうち、左内側エンジン1基をトレントXWB-97に換装。飛行時間は4時間14分で、高度は最大3万5000フィート(1万668メートル)まで上昇し、低速度からマッハ0.87の速度でさまざまな試験を実施した。
A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が3クラス280席、標準型のA350-900が325席、長胴型のA350-1000が366席で、新型エンジンであるトレントXWBを採用することで、燃費を従来機より25%改善する。
9月末現在、41顧客から783機(A350-800が16機、A350-900が598機、A350-1000が169機)を受注し、2社にA350-900を6機納入。カタール航空(QTR)が4機、ベトナム航空(HVN/VN)が2機を運航している。10月にはフィンエアー(FIN)にも引き渡した。
日本の航空会社では、日本航空(JAL)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入。確定発注はA350-900が18機、A350-1000が13機の31機で、オプションの残り25機の機種は今後決定する。運航開始は2019年の予定で、777を6年程度で置き換える。A350-1000は、長距離国際線用777-300ERの後継となる見通し。