トヨタがSUV「RAV4」向けエンジンを増産、米国の工場に約220億円投じる
トヨタ自動車は米ウエストバージニア工場(写真)に2億1000万ドル(約220億円)を投じ、ガソリンエンジンの生産ラインを更新する。北米で販売が好調なスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」向けエンジンを年7万基増産する。従業員も100人を追加採用する。新ラインの整備は2022年末までに完了する計画だ。
エンジン工場の既存ラインを改良し、RAV4に搭載する排気量2500ccエンジンを増産する。従業員の新規採用で2交代から3交代に変更し生産体制を拡充する。従業員は2000人に増える。
トヨタは17年―21年までの5年間で米国に約130億ドルを投資する計画を打ち出しており、今回もその一環となる。ウエストバージニア工場のほか、車両生産を担うケンタッキー工場やインディアナ工場などを増強。マツダと共同で建設中のアラバマ州の新工場も、21年中の稼働を目指している。
日刊工業新聞2021年2月22日