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LIXILが置き配収納用の宅配ボックスを試験販売。クラファンで1000セット

LIXILが置き配収納用の宅配ボックスを試験販売。クラファンで1000セット

置き配用のバッグを収納する宅配ボックス「アトモ」(利用イメージ)

LIXILは16日、置き配用のバッグを収納する宅配ボックス「ATMO(アトモ)」を同日付で試験販売すると発表した。同バッグはイーパー(東京都渋谷区)の「オキッパ」を利用。配達業者は宅配ボックスの中からバッグを取りだし、荷物を詰めて玄関前に配置する。アトモとバッグの1セットで消費税込みの価格は1万3800円。まずクラウドファンディングサイト「マクアケ」を通じ、1000セットの販売を目指す。

新製品は耐候性に優れた樹脂(ASA)製で横142ミリ×縦295ミリ×奥行き64・5ミリメートル、重さ750グラム。磁石や両面テープで玄関ドアに装着して使う。置き配用バッグのオキッパは、全国で16万戸以上販売され、一定の認知度を得つつある。ただ、現状はバッグのまま玄関ドアにつるす仕組みで、バッグの色あせや汚れが気になる人もいる。収納ボックスをつくることで、バッグの需要が伸びるかを見極める。

LIXILはマクアケでの販売状況を踏まえ、課題を検証して本格的な販売につなげる。

日刊工業新聞2021年2月176日

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