堀場がフランス工場を移転拡張。ラマン分光分析装置の生産能力を3割増強へ
堀場製作所はフランス北部のリール市にあったラマン分光分析装置の開発・生産拠点を、同じ市内で移転、拡張した。投資額は約13億円。建物の面積は従来比約2倍になった。生産方式の合理化などを進めることで、生産能力を同約3割向上する計画だ。
同装置は物質の成分分析や分子構造解析に使われる。以前からの先端材料研究に加え、コロナ禍をきっかけとしたバイオ・ライフサイエンス分野での需要増加に対応する。
同拠点は仏子会社のホリバ・フランスが運営する。移転先は敷地面積1万4800平方メートル、建物面積6764平方メートル。
日刊工業新聞2021年1月26日