アルミニウム切り粉から水素を製造!トヨタの協力で実証に挑む富山の中小企業

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実証を始めた水素製造装置

アルハイテック(富山県高岡市、水木伸明社長)は10日、トヨタ自動車の協力のもと、同社の工場で発生するアルミニウム合金の切り粉から水素を製造する装置の実証実験を開始したと発表した。今回の実証を基に、2021年4月以降にアルミ合金の切り粉を排出するアルミ利用工場への装置の販売を始める予定だ。

トヨタの工場からアルミ合金の切り粉をアルハイテックに運び、製造装置で反応液を用いて化学反応させ、水素を作る。外部電源なしで起動でき、水素製造の低コスト化が期待できるという。今回、切り粉を定量的に投入する仕組みを構築し、アルミ合金から水素を簡易に連続的に製造できるようにした。

アルハイテックはトナミホールディングスなどの出資で13年に設立。廃アルミから水素を作る「アルミ水素」の研究開発を進めてきた。今回の実証を経て、アルミ水素は研究開発の段階を脱して本格的な事業展開に移る。

日刊工業新聞2020年12月11日

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