レクサス「LS」の内装に プラチナ箔を初使用。「月の道」を表現する手仕事
箔一(金沢市、浅野達也社長)の箔(はく)装飾が、トヨタ自動車が11月に発売した高級車ブランド「レクサス」の旗艦セダン「LS」の新型に採用された。内装のドアトリム部分の装飾としてプラチナ箔を使用した。箔一によると自動車の内装にプラチナ箔を使用した初の事例。
プラチナ箔を独自の「しわ感」を残しながら貼り、室内空間で職人の手技を感じられるようにした。同一の意匠・品質で供給する工業製品としての要求と、伝統工芸としての個性的な仕上がりを両立した。満月の前後数日間だけ見ることができる自然現象「月の道」を表現している。(金沢)