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シャープが120インチの8K液晶投入、ターゲットは誰だ?

シャープは9日、業界最大サイズとなる120インチの8K液晶ディスプレー「8M―B120C=イメージ」を下旬に発売すると発表した。高精細な大画面表示を実現し、ショールーム、美術館、パブリックビューイングなどの用途を見込む。消費税抜きの市場想定価格は1450万円。受注生産だが、初年度100台の販売を目指す。

約2・7メートル×約1・5メートルの大画面。同サイズの表示は、プロジェクターやLEDビジョンなどを採用するのが一般的。高精細な表示で訴求力を高める。

親会社の台湾・鴻海精密工業と共同運営する堺ディスプレイプロダクト(SDP、堺市堺区)からパネルを調達。鴻海の中国工場で組み立てる。美術館、CAD、放送、医療などの分野で提案を進めていく。

日刊工業新聞2020年9月10日

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