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シチズンが350億円を調達、新型コロナの影響長期化に備える

シチズンが350億円を調達、新型コロナの影響長期化に備える

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シチズン時計は14日、運転資金として複数の取引先金融機関から合計350億円を借り入れたと発表した。世界的な新型コロナウイルス感染拡大で主力の時計事業や工作機械事業がそれぞれ苦戦する中で、影響の長期化に備える。

借入先は非公表。7月17日に50億円の借り入れを実行した。借入期間は6年。8月7日には300億円を借り入れた。借入期間は5―7年。

同日発表した2020年4―6月期連結決算は、当期損益が67億円の赤字(前期は9億円の黒字)だった。売上高が前年同期比47.3%減と大幅に落ち込んだほか、工場の一時停止など新型コロナ問題関連で20億円の特別損失を計上したことが響いた。広告宣伝費や人件費など約120億円の固定費を削減したが、カバーできなかった。21年3月期連結業績の見通しは引き続き未定とした。

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