タッチ式決済、最も利用されているのは?
MMDLabo(東京都港区、吉本浩司社長、03・6451・4414)がまとめた「スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」によると、最も利用している非接触決済(タッチ式決済)サービスは「楽天Edy」(26・2%)だった。以下、NTTドコモの「iD」(21・2%)、JR東日本の「モバイルSuica」(18・3%)と続く。
最も利用を検討しているタッチ式決済サービスでも楽天Edyが22・2%でトップ。2位にモバイルSuica(19・1%)、3位にiD(10・6%)が入った。同調査は18―69歳の男女4万5000人から6月26日―29日にウェブ上で回答を集めた。
上位6サービスの利用者600人を対象に6月26日から7月8日まで行った満足度調査でも、総合満足度で首位となったのは「楽天Edy」で1000点満点中718点を獲得した。以下、2位がイオングループの「モバイルWAON」で708点、3位が「モバイルSuica」で704点。
楽天Edyが評価された点は「使える場所が多く、スマホをかざすだけで買い物ができる」「楽天ポイントがたまる」などが多かった。
一方、タッチ式決済サービスの認知率は79・6%、内容理解率は46・2%に達したが、「現在利用している」と答えた割合は12・7%、利用経験がある割合も20・8%にとどまる。日常使いでの利用率をどう高めるかが今後の課題となりそうだ。
日刊工業新聞2020年8月11日