JR東日本の次なる観光列車は旅するアートカフェ「現美新幹線」
アートと鉄道、異色の組み合わせ
JR東日本は2016年春から越後湯沢―新潟間で運行予定の観光列車「GENBI SHINKANSEN/現美新幹線=イメージ」の各車両をプロデュースするアーティストや外観デザインを決定した。
現美新幹線は秋田新幹線や山形新幹線の車両「E3系」にアート作品などを展示し、ミュージアム空間にして、スイーツなどを提供する「旅するアートカフェ新幹線」。
投資額は車両の改造やアートの制作費などを含めて約5億円。
車両デザインは、写真家で映画監督の蜷川実花氏が手がける。蜷川氏の写真を車体にラッピングし、新潟県の夏の風物詩となっている「長岡の花火」を描き出す。
列車は6両編成で、それぞれの車両を7組の若手現代アーティストが担当し、列車空間を創り上げる。
各車両のインテリアを担当するアーティストは、11号車が松本尚氏(絵画)、12号車が小牟田悠介氏(平面)、13号車のカフェスペースが古武家賢太郎氏(絵画)、キッズスペースがparamodel氏(絵画・彫刻)、14号車が石川直樹氏(写真)、15号車が荒神明香氏(立体)、16号車がブライアン・アルフレッド氏(映像)。
また、カフェでは魚沼産コシヒカリの米粉や燕市の人気カフェ「ツバメコーヒー」のコーヒーなど、地域の食材を生かしたメニューを提供する。
富田哲郎社長は「現代アートに興味をもっているのは、若い世代、特に女性が多い。アートと鉄道は関心をもっている層が違うので、鉄道好きでない人にも列車に乗ってもらえるきっかけにしたい」と話した。
JR東日本では現美新幹線の世界観を感じられる専用ホームページをオープン。16年春の運転開始に向け、情報を提供していく。
現美新幹線は秋田新幹線や山形新幹線の車両「E3系」にアート作品などを展示し、ミュージアム空間にして、スイーツなどを提供する「旅するアートカフェ新幹線」。
投資額は車両の改造やアートの制作費などを含めて約5億円。
車両デザインは、写真家で映画監督の蜷川実花氏が手がける。蜷川氏の写真を車体にラッピングし、新潟県の夏の風物詩となっている「長岡の花火」を描き出す。
列車は6両編成で、それぞれの車両を7組の若手現代アーティストが担当し、列車空間を創り上げる。
各車両のインテリアを担当するアーティストは、11号車が松本尚氏(絵画)、12号車が小牟田悠介氏(平面)、13号車のカフェスペースが古武家賢太郎氏(絵画)、キッズスペースがparamodel氏(絵画・彫刻)、14号車が石川直樹氏(写真)、15号車が荒神明香氏(立体)、16号車がブライアン・アルフレッド氏(映像)。
また、カフェでは魚沼産コシヒカリの米粉や燕市の人気カフェ「ツバメコーヒー」のコーヒーなど、地域の食材を生かしたメニューを提供する。
富田哲郎社長は「現代アートに興味をもっているのは、若い世代、特に女性が多い。アートと鉄道は関心をもっている層が違うので、鉄道好きでない人にも列車に乗ってもらえるきっかけにしたい」と話した。
JR東日本では現美新幹線の世界観を感じられる専用ホームページをオープン。16年春の運転開始に向け、情報を提供していく。
日刊工業新聞 2015年10月07日 建設・エネルギー・生活面 記事を加筆修正