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損保ジャパンがVRで社員研修、現実より色々な角度で事故をチェック

損保ジャパンは仮想現実(VR)を活用した社員研修を始めた。VRを通じた自動車事故の疑似体験を受け、顧客に寄り添った事故対応などにつなげる。従来は集合型研修を実施していたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止が求められる中、密になる環境を発生させない狙いもある。

VR動画の配信サービスを実施する360Channel(東京都渋谷区)と協力。第1弾は自動ブレーキが機能する様子を運転席から360度で確認できる。通常の研修は横からの見学のみで、安全上の理由から距離を取る必要もあり臨場感を出せなかった。

本社の保険金サービス部門から始め、改善点などを探りながら全国に展開予定。今後、VR動画の種類を増やす。

日刊工業新聞2020年7月3日

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