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気になる自販機の手が触れる部分…伊藤園、茶殻で抗菌

伊藤園は自動販売機の手が触れる部分に「茶殻抗菌シール」を貼付した抗菌対策自動販売機を順次展開している。茶殻抗菌シールはワンウィル(横浜市中区)、サンロック工業(大阪市中央区)と共同開発したもので、カテキンなど緑茶成分由来の抗菌効果がある茶殻配合シートを活用した。伊藤園は病院や介護施設などから先行し、全国3万台の展開を目指す。抗菌対策自動販売機は購入ボタンや釣り銭の取り出し口などに、茶殻抗菌シールを貼付する。伊藤園は製造過程で排出する茶殻を原材料にリサイクル製品を開発する「茶殻リサイクルシステム」を確立し、現在、建材や樹脂製品など100種類の製品がある。

日刊工業新聞2020年7月1日

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