MRJ、初飛行へのカウントダウン―「中速」の走行試験を開始
最高時速180キロメートル超で走行
三菱航空機(愛知県豊山町、森本浩通社長、0568・39・2100)は7日、国産小型旅客機「MRJ」の中速走行試験を、愛知県営名古屋空港の滑走路で始めた。10月26~30日に予定する初飛行に向け、最高時速180キロメートル超で走行し、操舵(そうだ)性やブレーキの効きなどを確認。初飛行前には離陸寸前となる時速200キロメートル超の高速走行試験も予定している。
7日は他の旅客機や自衛隊機などの発着の合間を縫って滑走路に入り、時速30キロメートル程度で走行した。走行試験は6月8日に低速で初めて実施し、10月3日に再開していた。
今後、安全性に問題がなければ、航空法に基づく飛行許可を国土交通省航空局から取得する。同社はMRJの初飛行計画を計4度延期してきたが、飛行準備は最終段階に入っている。
7日は他の旅客機や自衛隊機などの発着の合間を縫って滑走路に入り、時速30キロメートル程度で走行した。走行試験は6月8日に低速で初めて実施し、10月3日に再開していた。
今後、安全性に問題がなければ、航空法に基づく飛行許可を国土交通省航空局から取得する。同社はMRJの初飛行計画を計4度延期してきたが、飛行準備は最終段階に入っている。
日刊工業新聞 2015年10月08日総合3面記事に加筆