大同メタルが農園運営に参入、障がい者雇用というキーワード

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大同メタル工業が運営する農園で、農作業の準備をする障がい者の新入社員ら

大同メタル工業は、障がい者雇用を拡大する。農園運営に参入し、障がい者を直接雇用する。すでに愛知県小牧市内の共同農園を借用し、4人を雇用した。2021年春までに、農園での障がい者雇用を6人に増やす。工場などの自社施設以外に作業環境を広げることで、障がい者雇用比率を高めると同時に、地域貢献活動にもつなげる。

エスプールプラス(東京都千代田区)が運営する共同農園「わーくはぴねす農園あいち小牧」内の2区画を借用した。借用地の広さは幅10メートル×奥行き30メートル。3日付で障がい者4人と、指導者2人を雇用した。加えて月内に1人、21年春に1人の採用が内定しており、来春までに農園での雇用人数は計8人に増える。大同メタルで働く障がい者の数は、従来の30人ほどから約40人に増える見通しだ。

農園では作業者のチーム力を高めるため、農作業用の環境整備から着手する。作る野菜の種類は今後詰めるが、秋頃に最初の収穫ができる見通し。収穫物は地域の子ども食堂や障がい者施設、高齢者施設などに寄付する計画で、地域貢献につなげる。

障がい者の社会参画や地域との共生といった観点から、厚生労働省は企業による障がい者の法定雇用率を引き上げているため、21年3月末までに現状比0・1ポイント増の2・3%になる予定だ。

大同メタルでは従来、工場やオフィス、実験施設といった自社施設で障がい者雇用を実施してきた。しかし安全面などから従事できる作業に限りがあり、障がい者に適した業務の拡大が課題だった。農園運営への参入により、雇用の幅を広げられる。

同社の井川雅樹取締役は「将来の農園での雇用の拡大や他の業種への参入も含めて、障がい者雇用を増やしていきたい」と展望を示している。

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