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触れずにボタン押したりめくったり。新型コロナ感染リスク低減する新装置

触れずにボタン押したりめくったり。新型コロナ感染リスク低減する新装置

空中入力装置「タッチレスソリューション」

日立オムロンターミナルソリューションズ(東京都品川区、八木鉄也社長、03・5719・5500)は、機器に触れることなく操作できるコンパクトタイプの空中入力装置「タッチレスソリューション=写真」の提供を10月までに始める。内蔵した液晶ディスプレーを使って空中に大きなボタンを表示し、空中で押す、めくるという動作を行うことができる。

6月に同社のクリニック向け自動受付精算機に接続し、非接触操作の実証実験を実施する。医療機関のほか、金融機関や公共施設、交通機関などに売り込む。

今回開発した空中入力装置は、日本カーバイド工業製の部品を採用。大きさは幅200ミリ×奥行き140ミリ×高さ200ミリメートル。

今後は、空中入力装置の大型化、高機能化など製品の拡充を進め、金融機関や公共施設に導入している日立オムロンの現金自動預払機(ATM)などにも適用する計画。新型コロナウイルス感染のリスク低減につなげる。

日刊工業新聞2020年6月3日

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