秒読み!MRJ初飛行
走行試験を再開へ 飛行準備は最終段階
【名古屋】三菱航空機(愛知県豊山町、森本浩通社長、0568・39・2100)は30日、国産小型旅客機「MRJ=写真」を10月26-30日に初飛行させると発表した。天候や機体の整備状況を考慮しつつ、初飛行の前日に最終決定する。MRJの開発作業は2008年3月の事業化以来、最大の節目を迎える。
県営名古屋空港(同)を拠点に約1時間飛ばす。航空自衛隊出身者、海上自衛隊出身者の計2名のパイロットや技術者らが乗り、操縦性などを確認する。
初飛行に向け6月以来途絶えていた地上走行試験を10月上旬にも再開。中速(時速約185キロメートル)、高速(同200キロメートル超)と滑走速度を上げ、安全性などに問題がなければ飛ばす。航空法に基づく飛行許可も国土交通省航空局から取得する。
同社はMRJの初飛行を通算4度延期してきたが、地上試験などが進み、飛行への準備は最終段階に入った。初飛行後は、日米で計2500時間の飛行試験を経て、17年4-6月に初号機を納める。
MRJの初飛行に合わせ、三菱重工業はインターネットでの中継を検討している。しかし、空港周辺の渋滞などを考慮して一般への公開はしない方針。
県営名古屋空港(同)を拠点に約1時間飛ばす。航空自衛隊出身者、海上自衛隊出身者の計2名のパイロットや技術者らが乗り、操縦性などを確認する。
初飛行に向け6月以来途絶えていた地上走行試験を10月上旬にも再開。中速(時速約185キロメートル)、高速(同200キロメートル超)と滑走速度を上げ、安全性などに問題がなければ飛ばす。航空法に基づく飛行許可も国土交通省航空局から取得する。
同社はMRJの初飛行を通算4度延期してきたが、地上試験などが進み、飛行への準備は最終段階に入った。初飛行後は、日米で計2500時間の飛行試験を経て、17年4-6月に初号機を納める。
ネット中継も検討
MRJの初飛行に合わせ、三菱重工業はインターネットでの中継を検討している。しかし、空港周辺の渋滞などを考慮して一般への公開はしない方針。