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網戸や塗料で花粉はブロックできるのか!?

サンエスと関ペが共同実験

サンエス(横浜市港北区、澤幡里久社長、045・542・5400)は関西ペイントと共同で、両社の花粉対策製品の複合対策効果に関する実証実験を実施する。サンエスが開発した花粉清浄網戸「ナノキャッチ」と、関西ペイントのハイドロ銀チタン配合水性内装用塗料「ハイドロフレッシュ」を、住宅の部屋に設置・塗装。花粉症の人に入居してもらい効果を確認する。

試験者は4月中旬に選定する。試験期間は入居から1カ月と入居10カ月後の1カ月間を予定。くしゃみや鼻水、鼻づまり、眼のかゆみ、日常生活の支障度などを評価・記録してもらう。

ナノキャッチは防水機能も備えた3層構造の網戸で、2層目のフィルターで花粉やカビ胞子などの浮遊粒子をブロック。発売から約1年が経過し、量産や販売網の拡大を検討していた。

一方、ハイドロフレッシュは花粉やカビ、ハウスダストなどのたんぱく質を光触媒効果で分解する。社内で実証実験を進めていたが、効果のより明確な実証データの獲得が課題だった。両製品は全壁面と開口部の両方と室内の全面的な花粉対策ができる。

ハイドロフレッシュは壁紙にも塗装が可能で、住宅・インテリア業界への参入を検討してきた。

さらなる実証実験も重ね、連携で効果が見込めれば、両社の販売網を生かし販売を拡大する方針だ。

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