毎秒40mの風速に対応できるコンクリブロックがスゴい
強度を高め、安全性を向上
エスビック(群馬県高崎市、柳澤佳雄社長、027・371・2321)はユニソン(愛知県豊田市)と共同で、連続フェンス堀用コンクリートブロック「TOUGHTO(タフト)」を開発した。毎秒40メートルの風速に耐えられるなど強度を高め、安全性を向上した。消費税抜きの価格は基本形横筋が900円、コーナーは1000円。
新製品はブロック内の空洞部を大きくしており、施工時に鉄筋を覆うモルタルのかぶり厚さを十分に確保できる。ブロック本体の強度は日本産業規格(JIS)認証での空洞ブロックの最上位グレードである「D種」に設定している。販売は地域に応じて両社で分担。東日本地域ではエスビックが21日に、西日本地域ではユニソンが4月1日にそれぞれ発売する。
近年、大型台風の上陸や大規模地震の発生に伴いブロック塀が倒壊する事例が相次いでいる。そこで安全・安心な外構資材として、一戸建て住宅や集合住宅向けに開発。フェンスの柱をモルタルでしっかり固定し、ブロックと一体化することで毎秒40メートルの風速に耐えられることを実証実験で確認した。
日刊工業新聞2020年3月9日