【新型コロナ】トヨタが中国工場の稼働率アップ!着々と昼夜2直体制に
トヨタ自動車は9日から、新型コロナウイルスの影響で生産ペースを落としていた中国の完成車工場で稼働率を上げる。長春工場(吉林省)を昼のみの1直体制から昼夜2直体制に戻すほか、広州工場(広東省)も一部生産ラインを2直に回復させる。
トヨタは現地企業との合弁で中国国内に4車両工場を持つ。長春工場は2月17日に再開したが、1直に留まっていた。従業員の安全や部品調達の安定化にめどがついたことから2直に戻す。同工場ではスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」を生産している。
広州工場では小型車「ヤリス」、小型SUV「C―HR」、セダン「レビン」のラインを2直に回復する。2月28日に他車種の一部ラインも2直に戻しており、残りのラインの回復を進める。
天津工場(天津市)は依然として生産量を半分に落としている。一方、成都工場(四川省)は停止前と同等の生産量で再開済み。
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日刊工業新聞2020年3月9日