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eスポーツを科学する?大学や企業がまじめに注目

eスポーツを科学する―。福岡県内の産学官メンバーによる研究推進組織「福岡eスポーツリサーチコンソーシアム(FeRC=フェルク)」が発足した。ゲーム対戦競技「eスポーツ」に関する調査や研究を進める。社会や企業のニーズと研究シーズをマッチングするほか、商品開発やイベントに関する検証も支援していく。

フェルクの目的はeスポーツの普及・発展や競技者の健全育成への寄与など。メンバーには九州産業大学や九州工業大学の研究者のほか、IT関連などの企業トップがおり、2月15日時点では30会員。当面は福岡県を中心に会の拡大を図る。

取り組むテーマとしてはeスポーツ競技者の能力開発や教育のほか、ゲーム依存症や高齢者の認知機能への影響などがある。商品開発では情報通信機器や眼鏡・ゴーグル、いすなどを想定する。定期的な成果報告や関連セミナーも計画している。

日刊工業新聞3月4日

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