大日本印刷は、片手でチャックを開封できるパッケージ（写真）を開発した。上部の封を切った後に、チャック部分を指でつまんで平行にずらすと簡単に開封できる。ネスレ日本（神戸市中央区）が販売する調味料の容器に採用された。食品や医薬品向けに拡販し、２３年までに年間２億円の売り上げを目指す。

一般的なチャック付きパッケージでは、開封時にチャック部分をつかみにくい場合がある。新製品はチャック部分の表面に滑りづらくてグリップ性があるニスを印刷している。調理中やレジャーで片手がふさがっている状態でも開けやすい。

一般的なチャック付きパッケージと同様に再封できる。原料の一部に植物由来の材料を使用した包材を使用した。