電子部品メーカーのTDKがコリ改善ネックレス、ウリは磁気の強さだ!
TDKの磁気ネックレス「EXNAS(エクナス)D1」の販売が好調だ。2018年6月に発売して以降、19年夏には1万本を突破。20年は年間2万本以上の販売を目指している。
肩や首のコリと血行の改善のため、磁力の強さと軽さにこだわった。磁石に同社製のネオジム磁石「ネオレック47HF」を採用。ループ径は3・4ミリメートル、長さ42センチメートルで10グラムと軽量ながら、磁気ネックレスとしては高い最大磁束密度160ミリテスラの磁力を実現した。
磁石配列も工夫している。2個の磁石を同極配列した独自構造により、磁気が体の深部まで広がる。1組2個の磁石を首回りに6カ所、計12個配置した。
カラーは黒、白、赤、青の4色で長さ42センチと50センチメートルの2サイズを用意。価格は7980円(消費税抜き)。家電量販店や通販サイトなどで購入できる。子会社でパッケージデザインを手がけるTDKデザイン(東京都中央区)の井戸端靖取締役は「今後、スポーツ関係などにも販路を拡大したい」としている。
日刊工業新聞2020年1月27日