幼児の肌を紫外線から守る!日焼け止め習慣化するプロジェクトが作動
コーセー、女子高生社長と教育キット開発
コーセーは、Sunshine Delight(東京都三鷹市)との共創チームで進めるプロジェクト「紫外線から美と健康を守るプロジェクト」の概要を発表した。幼児の日焼け止め使用を促進するプロジェクトで、日焼け止めを習慣化する教育キットの開発を目指す。中心となるのは現役女子高生であるSunshine Delightの伊藤瑛加社長。2021年の4月には商品開発を開始する計画だ。
幼児期の子どもの肌に日焼け止めを塗る習慣がない日本に、新習慣を提案する。子どもの肌にも使える日焼け止めを開発した上、保育園などに常備できるよう大容量化を図る。
さらに保育士が幼児に塗ってあげる手間を省くべく、幼児が自身で塗れる仕組みを模索する。手洗いをモデルに、歌や手遊びを活用するという。
伊藤社長は「世界保健機関(WHO)も紫外線が子どもに与える危険性を呼びかけている。米国では既に子どもへの日焼け止め使用は常識。肌の健康を守るために、日本でも使用を習慣化させたい」と話している。
同プロジェクトは、コーセーが主催するアクセラレータープログラムに採択されている。今後も共同で事業化を進める。
日刊工業新聞2020年1月23日