ニュースイッチ

ベトナム航空がエアバス最新鋭機で成田に。日本への商業運航は初

「A350-900」アジアの航空会社で2社目。JALは2019年から
ベトナム航空がエアバス最新鋭機で成田に。日本への商業運航は初

ベトナム航空のA350-900

 ベトナム航空は、9月20日にエアバスの最新鋭機A350-900を成田へ運航する。A350の日本への商業飛行は初めて。通常はA330-200型機で運航している、ホーチミン-成田線に代替機材として投入。20日午前7時に成田へ到着するVN300便と、折り返しの午前9時30分発のVN301便をA350-900で運航する。

 ベトナム航空は6月にA350-900を受領。同機の導入はカタール航空に続く2社目で、アジアの航空会社初の受領となった。初号機はオランダの航空機リース会社、エアキャップからリースで導入した。A350-900を14機導入予定で、うち10機は自社購入、4機はリース。座席数は305席で、ビジネス29席、プレミアムエコノミー45席、エコノミー231席となる。

 日本では、日本航空(JAL)がボーイング777型機の後継機として、A350-900とA350-1000を合わせて最大56機導入。運航開始は2019年を予定しており、777を6年程度で置き換える。2014年11月19日には、エアバスの飛行試験5号機が羽田空港に初めて飛来した。
 アジアではシンガポール航空やタイ国際航空が導入を予定。ガルーダ・インドネシア航空が導入の合意書を締結している。ベトナム航空では、A350-900のほかにボーイング787-9型機も7月に受領。787-9は、2016年1月から日本路線へ投入する見込み。

A350-900運航スケジュール
VN300 ホーチミン(19日23:15)→成田(20日07:00)
VN301 成田(20日09:30)→ホーチミン(20日13:20)
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
ベトナム航空がA350-900による成田便を9月20日に運航へ。A350の日本への商業飛行は初めてです。A350はJALもボーイング777の後継機大量導入する機体で、カタール航空への引き渡しに続いてベトナム航空へ納入されました。

編集部のおすすめ