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2019年注目集めた「教育・キャリア」記事5選

今年はいわゆる「ロスジェネ問題」が注目を集めました。ニュースイッチでもそれをテーマにした記事に高い関心が寄せられました。2019年に配信した「教育・キャリア」記事5選をお届けします。



(1)「中年フリーター」がこのまま高齢化する日本の悲劇

超就職難の時代に社会へと出た「就職氷河期世代」は40歳前後の中年となった今も、長期失業者や就職希望の無業者が30万人を超え、男性の非正規雇用者比率は10%近くに上ります。氷河期世代について長く取材し、「中年フリーター」などの著書を持つジャーナリストの小林美希さんに、この世代の苦境の現状やその要因、救済策などを聞きました。

(2)“2040年危機”招く「ロスジェネ」の苦境に救済策はあるか

「就職氷河期世代」の苦境が世代問題として顕在化しています。このまま年を重ねれば社会保障制度を圧迫しかねないリスクになります。行政に一層の対策を求める声が上がり始めた頃に、氷河期世代の苦境を改善する手だてはあるのかについて、識者の声を通して考えました。

(3)就活生が企業を決めるただ一つの基準

大学生が就職活動を始めると、たくさんの会社が求人を出していることに驚くでしょう。そして、どうやって会社を選んだらいいのか分からずに、就職サイトの前で途方にくれることになります。どんな基準で選ぶべきか、考察しました。

(4)東大、情報科学研究で博士学生に給与600万円

東京大学大学院情報理工学系研究科は情報科学技術の教育・研究を産学連携で進める新組織を2020年度に立ち上げます。人工知能(AI)、数理・情報やデータサイエンス、バーチャルリアリティー、情報セキュリティーの各教育研究センターを活用し、潜在的社会ニーズに迫るプロジェクトなどを運営します。これをリードする博士課程学生に、通常の助教の給与を上回る年約600万円の給与支給を目指し、企業に資金提供などを呼びかけていきます。

(5)ネイチャー選定、“論文の質”で世界10位になった意外な大学院

英科学誌のネイチャーを発行するシュプリンガー・ネイチャーが発表した研究機関や論文著者のデータベース「ネイチャー・インデックス2019」によると、国別研究力ランキング1位は米国で、日本は5位でした。研究機関ごとの順位では東京大学が日本のトップだった一方で、研究機関の規模で調整し、論文の質や研究機関の貢献度を反映させたランキングでは、ある大学院が世界第10位で日本トップになりました。

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