「変なホテル」フロント係にバーチャルキャラ
透明スクリーン導入
大日本印刷は、明るい場所でも映像を鮮明に表示できる透明スクリーンをハウステンボス(長崎県佐世保市)に隣接する宿泊施設「変なホテル ハウステンボス」に導入した(写真)。フロントに設置したスクリーンにバーチャルキャラクターを投影。キャラクターが宿泊手続きなどを案内する。透明スクリーン関連の事業で、2021年度に年間7億円の売り上げを目指す。
ホテルの利用客がスクリーンに近づくと、カメラで捉えた性別や表情などに応じて異なるキャラクターが登場する。システムの企画開発はニッコクソフト(東京都中央区)、キャラクター制作は大日印が手がけた。ホテルの他にも、公共施設や店舗などで同様のサービスの需要を見込む。
従来の接客ロボットと比べてメンテナンスの負担が減る。キャラクターのデザインや服装などを変えやすく、季節やイベントに応じたカスタマイズもしやすい。チャットボット(自動応答ソフト)やアバター(仮想空間上の分身)の遠隔操作も組み合わせられる。
日刊工業新聞2019年11月28日