「印象に残ったプレーはアイルランド戦」リーチ選手ら所属の東芝訪問
車谷会長は“生”で3回観戦 「次はぜひ決勝に」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で活躍した日本代表で東芝ラグビー部所属のリーチ・マイケル、徳永祥尭(よしたか)の両選手が5日、東京・芝浦の東芝本社で車谷暢昭会長らに大会結果を報告した。本大会で日本代表は初のベスト8進出を果たした。選手を代表し、リーチ選手が車谷会長に日本代表のユニホームを贈った。
日本代表の主将を務めたリーチ選手は「みんなの応援のおかげで、目標を達成することができた。そうしてベスト8に進出できたからこそ、次の課題につながる」と大会を振り返りつつ、「4年後のW杯フランス大会に向け、来年1月開幕のトップリーグから盛り上げていきたいと思っている。初戦からいいスタートを切れるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
本大会で印象に残ったプレーはなにかと聞かれると、リーチ選手は「アイルランド戦で強力なスクラムを押し返すことができたことは、チームが努力をしてきたおかげだと思っている」と話した。また、徳永選手は「チームで声をかけあえたことがモチベーションに繋がり、本当にワンチームだと感じた」と心境を明かした。
試合会場で3回観戦したという車谷会長は「次回のW杯は、ぜひ決勝に臨んでほしい」と激励し、「70年近くラグビーに力を入れてきた東芝として今後も育てていきたい」と思いを述べた。
日刊工業新聞2019年11月6日に加筆