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大手も大苦戦の韓国便。「那覇-ソウル」就航のピーチは強気

福岡便も増便。「大手とは顧客層が異なり、ピーチは若い男女が中心」(井上CEO)
大手も大苦戦の韓国便。「那覇-ソウル」就航のピーチは強気

那覇を出発するピーチのソウル行き初便

 9月4日、那覇-ソウル(仁川)線を開設したピーチ・アビエーションのソウル発初便が午後6時24分、ほぼ満員の乗客180人(うち幼児3人)を乗せて那覇空港のLCCターミナルに到着した。

 那覇-ソウル線は、ピーチの那覇発着路線として5路線目。1日1往復で運航する。日本の航空会社による那覇発着路線として初めて韓国へ就航し、ソウルへも初乗り入れとなった。

 運航スケジュールは、ソウル行きMM905便が那覇を午後1時5分に出発し、ソウルに午後3時15分着。那覇行きMM906便は午後3時55分にソウルを出て、午後6時5分に那覇へ到着する。機材はエアバスA320型機(180席)。ソウル路線は、関西空港発着便に続き2路線目となる。

 那覇発初便のMM905便は、出発は定刻より1分早い午後1時4分だったが、仁川空港の混雑で定刻より17分遅れて午後3時32分に到着した。折り返しのMM906便もこの影響を受け、ソウル発が午後4時11分、那覇着は午後6時24分となった。那覇では着陸後、駐機場に入るまでに時間がかかった。

 ソウルから那覇へ到着した井上慎一CEO(最高経営責任者)は、大手が苦戦する韓国路線の就航について、「大手とは顧客層が異なり、ピーチは若い男女が中心。頻繁に使うタイプの人が多い」と述べ、自信を示した。人気を獲得している台湾との比較については、「反応は似ている。当局も好意的で、仁川空港では一番良いゲートが割り当てられ、歓迎された」と語った。

 大手の日本航空(JAL)と全日本空輸(ANA)は、李明博前大統領による天皇侮辱発言や島根県竹島の領土問題などにより高まった嫌韓感情や、朴槿恵大統領による反日政策の影響を受け、韓国線は低迷が続いている。

 ピーチは2012年10月18日に、那覇発着1路線目の関西線を開設。現在は福岡線を合わせた国内2路線と、台北と香港、ソウルの国際3路線を運航している。福岡線が就航した2014年7月19日には、那覇空港を関西空港に次ぐ第2拠点(ハブ)としており、整備や夜間駐機ができるようになった。現在はA320を2機夜間駐機している。

 同社は2012年3月の就航以来、片道4時間の都市へ就航するルールを貫いている。関空からは航続距離が足りないホーチミンやハノイ、バンコク、クアラルンプール、シンガポールなど、東南アジアへは那覇から就航を目指す。

 ソウル線開設に合わせて、那覇-福岡線も1日1往復から2往復に増便。同路線はスカイマークも1日4往復運航している。「福岡は好調。利用者から複便化を求められた」と増便理由を説明した。
運航スケジュール
那覇-ソウル線
MM905 那覇(13:05)→ソウル(15:15)
MM906 ソウル(15:55)→那覇(18:05)

那覇-福岡線(増便分)
MM282 那覇(08:15)→福岡(09:55)
MM283 福岡(10:25)→那覇(12:05)
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
4日に那覇-ソウル線を開設したピーチ。大手2社の韓国線は苦戦していますが、ピーチは韓国市場をどう見ているかをまとめました。

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