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AI・ロボットの権威を国内外から招へいした九州工大の狙い

特命教授に4人
 九州工業大学は、産学連携でロボットや人工知能(AI)の研究開発を強化するため、国内外から4人の研究者を特命教授として招聘(しょうへい)した。米ロボットベンチャー・サビオークのスティーブ・カズンズ最高経営責任者(CEO)などロボットやAIの権威が名を連ねている。

 九州工大は北九州市や安川電機らと産業用ロボット技術を活用した地方大学・地域産業創生事業に採択され、モノづくり企業の生産性向上に取り組んでいる。世界的研究者の知見を地域創生の一助とする考えだ。

 特命教授はカズンズCEOのほかに産業技術総合研究所の比留川博久ロボットイノベーション研究センター長、スイス・チューリヒ大学のロルフ・ファイファー名誉教授、名古屋大学大学院の山田陽滋教授の3人。カズンズCEOは「労働力不足に悩む地域中小企業を手助けするモデルを提供したい」と意欲をみせた。
日刊工業新聞2019年10月1日

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