遭難防止!圏外でも位置情報を送信できる長距離無線端末の実力

最大200キロメートルの双方向通信が可能

  • 2
  • 2
長距離無線端末「ジオチャット」
 フォレストシー(東京都江東区、時田義明社長、03・5245・1511)は、登山客や林業作業員などの遭難を防ぐ長距離無線端末「ジオチャット」を今秋投入する。障害物のない見通し環境で最大200キロメートルの双方向通信が可能。山間部など携帯電話の圏外であっても、作業員に携帯させると位置情報や緊急要請を送れる。通信端末事業で5年後をめどに50億円以上の売上高を目指す。

 920メガヘルツ(メガは100万)帯の電波を250ミリワットの出力で遠くまで飛ばす。見通し環境なら200キロメートル以上届く。箱根の山間部を中継機3台でカバーできた。30文字程度のテキストや全地球測位システム(GPS)の位置情報などを送れる。

 中継機を木にくくりつけるなど簡単に設営でき、携帯圏外に通信環境を構築できる。林業では間伐を始める前に通信を確保したり、山岳マラソンやスキーなどのイベントやシーズンごとに遭難防止の通信端末に利用可能。

 電力会社には送電網の保守管理、鉄道会社の路線管理などに提案する。中継機は通信枠を8チャンネル用意しており、余ったチャンネルを地域住民に提供しやすい。例えば社員の滑落事故や遭難防止に数チャンネル活用し、余ったチャンネルを地域の山林管理や獣害対応に貸し出すといった運用ができる。

 電力会社は送電鉄塔などの一部を貸し出して、通信装置や観測カメラを設置させている。ただ地域住民には遭難防止見守りなど、サービスとして提案する必要があった。

関連する記事はこちら

特集

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用しています。オプトアウトを含むクッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる