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温湿度・照明・音・香り…の影響は? 9社が“共同仕事場”でデータ収集

ダイキンなどが実証、働き方改革探る
 ダイキン工業やオカムラ、東京海上日動火災保険、ライオンなど9社による空間データの協創プラットフォーム「CRESNECT(クレスネクト)」は8日、会員型コワーキングスペース「pointo・0・marunouchi(ポイントゼロマルノウチ=写真)」(東京・丸の内)において、16日から実証実験を始めると発表した。生産性向上など働き方改革をテーマに、各社が技術を用いてデータを収集・共有・分析し、新サービスなどに生かす。

 オフィス空間を活用し、仕事中の姿勢や室内の温湿度、照明、音、香り、アルコールを含む飲食などが、効率性や創造性、健康の観点から、働く人にどのような影響を与えるかについてデータを収集・分析する。

 今回から新たにパナソニックやTOTO、アサヒビール、TOAの4社が参画した。TOTOは利用者が無料で利用できるシャワールームの使用実態のデータ収集などに取り組む。

 オフィス空間の認証制度「WELL認証」をコワーキングスペースとして国内初の取得も目指す。
日刊工業新聞2019年7月9日

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