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NTTコムウェア、アジャイル開発拠点新設

NTTコムウェア、アジャイル開発拠点新設

新拠点ではチームが一体となって開発できる場を設けた

 NTTコムウェア(東京都港区、栗島聡社長、03・5463・5776)は7日、部分的な試行を幾度も繰り返しながらITシステムを生む「アジャイル(俊敏)開発」を円滑に実施できる新拠点を東京都品川区に開設した。10月からアジャイル開発人材の認定制度「コムウェア・トゥー・アジャイル」を始め、2021年にアジャイル人材を現状比5倍の1500人に増やす。

 新拠点「コムウェア・トゥー・スペース」は延べ床面積約300平方メートル。チームとしての仕事の進め方を重視するアジャイル開発手法「スクラム」を用いたシステム開発を円滑に行えるよう、6―8人で構成する開発チームがプロジェクト完了まで一つの机で仕事ができるスペースを7カ所設けた。従来は会議室などを用いていたが、チーム一体となって仕事ができる場所が限られていた。

 デジタル変革の機運が高まる中、ITシステム開発も迅速化が求められており、顧客企業の要望に柔軟に対応しながら機動的に開発を進めるアジャイル開発が注目されている。NTTコムウェアは売上高に占めるアジャイル開発の割合を現状の1―3%から22年度までに10%へ高める。
日刊工業新聞2019年6月8日

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