日本製鉄、太宰府記念碑の材料に何年経っても錆びないチタンを供給
新元号「令和」の典拠となった万葉集の一文を刻んだ記念碑(イメージ)を、福岡県太宰府市が太宰府政庁の跡地に建立するに当たり、日本製鉄のチタン素材「トランティクシィ」を材料に採用することが決まった。丈夫で軽く、何年たってもさびずに高い意匠性を保てる点が評価されたという。太宰府市は記念碑の製作費を、一般からの寄付金で賄う計画で、寄付者の氏名も碑に刻むという。
同市の記念碑製作事業「時の旅人プロジェクト 時空を超えて1300年」で建立する記念碑の材料にトランティクシィの板材を使い、東洋ステンレス研磨工業(太宰府市)が碑文や寄付者名を刻印して仕上げる。碑文としては万葉集の巻五に収載され、令和の典拠となった「梅花の歌32首」の序文を刻む。碑の寸法や材料の使用量は、寄付者の人数が固まってから決める。
梅花の歌32首は太宰府長官だった飛鳥・奈良時代の歌人、大伴旅人が邸宅で催した「梅花の宴」で詠まれた歌とされる。市は梅花の宴から1300年の時を経て、新元号が令和に決まったことにちなんで記念碑を建てる。
同市の記念碑製作事業「時の旅人プロジェクト 時空を超えて1300年」で建立する記念碑の材料にトランティクシィの板材を使い、東洋ステンレス研磨工業(太宰府市)が碑文や寄付者名を刻印して仕上げる。碑文としては万葉集の巻五に収載され、令和の典拠となった「梅花の歌32首」の序文を刻む。碑の寸法や材料の使用量は、寄付者の人数が固まってから決める。
梅花の歌32首は太宰府長官だった飛鳥・奈良時代の歌人、大伴旅人が邸宅で催した「梅花の宴」で詠まれた歌とされる。市は梅花の宴から1300年の時を経て、新元号が令和に決まったことにちなんで記念碑を建てる。
日刊工業新聞2019年6月7日