「誠実でなさすぎる」 鈴木・鬼丸氏がLIXIL取締役候補を辞退した理由
LIXILグループの最高経営責任者(CEO)に復帰を目指す瀬戸欣哉取締役らは23日会見し、会社提案の取締役候補にも名前が出た鈴木輝夫、鬼丸かおる両氏は会社側候補を辞退することを明らかにした。取締役候補は会社側・株主提案側各8人の合計16人で、株主の信任を仰ぐことになる。定款上の取締役定員は16人のため、全員が選ばれる可能性もある。
会見で鈴木氏は「22日に指名委員会委員の菊地義信取締役と会ったが、会社候補として指名した意図について納得できるような説明はなかった。選任手続きについて疑問を持たざるを得ない。誠実でなさすぎる」と述べた。
鬼丸氏は、瀬戸氏のCEO解任をめぐり西村あさひ法律事務所が提出した調査報告書について「ガバナンス以前の問題。事実認定があいまいのままで、事実をごまかしている。報告書の中で結論とその前段階で相違があるのは非常に問題だ。取締役候補を受けた最大の理由はそこにある」と明言した。
同じく社外取締役候補で三井住友トラストクラブの西浦裕二元会長は、今後果たすべき役割として「過去の調査も含めて徹底的に見直しを進めたい。株主との対話の場も設けていきたい」と強調し、鈴木氏は「透明性について外部に発信すべきだ」と述べた。
浜口大輔氏は「日本で今回の件がまかり通ると外国人投資家に見放される」と指摘した。
瀬戸氏は「ガバナンスを正し、かつ会社の継続性を担保できる8人が取締役会に必要だ」と述べ、会社側がCEO候補を挙げていないことに対して「会社の経営というものを理解していない」と語った。
会見で鈴木氏は「22日に指名委員会委員の菊地義信取締役と会ったが、会社候補として指名した意図について納得できるような説明はなかった。選任手続きについて疑問を持たざるを得ない。誠実でなさすぎる」と述べた。
鬼丸氏は、瀬戸氏のCEO解任をめぐり西村あさひ法律事務所が提出した調査報告書について「ガバナンス以前の問題。事実認定があいまいのままで、事実をごまかしている。報告書の中で結論とその前段階で相違があるのは非常に問題だ。取締役候補を受けた最大の理由はそこにある」と明言した。
同じく社外取締役候補で三井住友トラストクラブの西浦裕二元会長は、今後果たすべき役割として「過去の調査も含めて徹底的に見直しを進めたい。株主との対話の場も設けていきたい」と強調し、鈴木氏は「透明性について外部に発信すべきだ」と述べた。
浜口大輔氏は「日本で今回の件がまかり通ると外国人投資家に見放される」と指摘した。
瀬戸氏は「ガバナンスを正し、かつ会社の継続性を担保できる8人が取締役会に必要だ」と述べ、会社側がCEO候補を挙げていないことに対して「会社の経営というものを理解していない」と語った。
日刊工業新聞2019年5月24日