対空、対艦、電子防御を同時に!次世代対空レーダーのすごさ
米レイセオンが開発、空母や強襲揚陸艦、フリゲート艦に搭載
米レイセオンは次世代型のエンタープライズ対空捜索レーダー(EASR)の実射試験を始めた。航空母艦や揚陸艦に搭載する次世代レーダーで、対空・対艦戦闘、電子防御、航空管制の機能を同時に提供できる。
レイセオンが製造するEASRは2種類で、一つはニミッツ級航空母艦や、垂直離着陸戦闘機「F―35B」を積む強襲揚陸艦に搭載する片面回転アレイ用の「AN/SPY―6(V)2」。もう一つは最新鋭のフォード級航空母艦や将来のFFG(X)誘導ミサイルフリゲート艦に搭載する三面固定アレイ用の「AN/SPY―6(V)3」。
EASRは米海軍が採用したSPY―6ファミリーの最新センサーで、サブシステム試験がマサチューセッツ州にあるレイセオンの近距離試験施設で完了した。今回の実射試験はバージニア州のワロップス島にある地上戦闘システムセンターの試験塔にクレーンで持ち上げられ、年末までさまざまな航空機を追跡するシステム・レベル試験に入る。強襲揚陸艦向けは21年に最初の納入が予定されている。
レイセオンが製造するEASRは2種類で、一つはニミッツ級航空母艦や、垂直離着陸戦闘機「F―35B」を積む強襲揚陸艦に搭載する片面回転アレイ用の「AN/SPY―6(V)2」。もう一つは最新鋭のフォード級航空母艦や将来のFFG(X)誘導ミサイルフリゲート艦に搭載する三面固定アレイ用の「AN/SPY―6(V)3」。
EASRは米海軍が採用したSPY―6ファミリーの最新センサーで、サブシステム試験がマサチューセッツ州にあるレイセオンの近距離試験施設で完了した。今回の実射試験はバージニア州のワロップス島にある地上戦闘システムセンターの試験塔にクレーンで持ち上げられ、年末までさまざまな航空機を追跡するシステム・レベル試験に入る。強襲揚陸艦向けは21年に最初の納入が予定されている。
日刊工業新聞2019年4月18日( 自動車・輸送機 )