【今週のリケジョ】世界を駆け巡るエンジニアに
アルプスアルパイン スリマルディア・ハリアスティさん
「難しいからこそ仕事になる」とチャレンジ精神旺盛なスリマルディア・ハリアスティさん(31)。車載向けに近距離無線通信規格「ブルートゥース」とWi―Fi(ワイファイ)を複合したモジュールのソフトウエア開発に携わる。「グローバルエンジニアになりたい」と、世界を駆けめぐるのが夢。
インドネシアのバリ島出身です。バンドン工科大学電気通信工学専攻を卒業し、半年後に東北大学大学院工学研究科電気通信工学専攻に入学。大学では無線通信の基礎を学び、大学院では効率的な通信機能の仕組みを研究していました。
海外で勉強したい気持ちが強く、無線技術で最先端を行く日本を選びました。アルプス電気(現アルプスアルパイン)の入社説明会で電波暗室を見せてもらい、充実しているラボに感動し、グローバル展開しているこの会社に決めました。入社後は車載向けの通信モジュール設計・開発を行うM6技術部に所属し、古川開発センター(宮城県大崎市)でWi−Fi(ワイファイ)モジュールの評価・組み込みや、顧客対応に従事しています。
上司の推薦もあり、海外トレーニー制度を活用して2017年8月から1年間、ドイツの現地法人に勤務しました。近年増えている欧州顧客のニーズを肌で感じられ、エンジニアとして仕事の視野を広げることができました。上司からは安心感があると言われ、任せてもらえる仕事も多くなりました。何よりも、関わった製品を顧客が使ってくれることにやりがいを感じます。数年後にプロジェクトマネジャーになれるだけの力を身に付けたいです。
最近はホットヨガに欠かさず行っています。休日には海外のロマンチック・コメディーを見ています。
(文=山谷逸平、写真=編集委員・木本直行)
視野広がった海外勤務
インドネシアのバリ島出身です。バンドン工科大学電気通信工学専攻を卒業し、半年後に東北大学大学院工学研究科電気通信工学専攻に入学。大学では無線通信の基礎を学び、大学院では効率的な通信機能の仕組みを研究していました。
海外で勉強したい気持ちが強く、無線技術で最先端を行く日本を選びました。アルプス電気(現アルプスアルパイン)の入社説明会で電波暗室を見せてもらい、充実しているラボに感動し、グローバル展開しているこの会社に決めました。入社後は車載向けの通信モジュール設計・開発を行うM6技術部に所属し、古川開発センター(宮城県大崎市)でWi−Fi(ワイファイ)モジュールの評価・組み込みや、顧客対応に従事しています。
上司の推薦もあり、海外トレーニー制度を活用して2017年8月から1年間、ドイツの現地法人に勤務しました。近年増えている欧州顧客のニーズを肌で感じられ、エンジニアとして仕事の視野を広げることができました。上司からは安心感があると言われ、任せてもらえる仕事も多くなりました。何よりも、関わった製品を顧客が使ってくれることにやりがいを感じます。数年後にプロジェクトマネジャーになれるだけの力を身に付けたいです。
最近はホットヨガに欠かさず行っています。休日には海外のロマンチック・コメディーを見ています。
(文=山谷逸平、写真=編集委員・木本直行)
日刊工業新聞2019年4月8日