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広島の「カキ」と「折り鶴」が壁材に変身

地元のカキ資材メーカーが商品化、折り鶴は平和公園から提供
広島の「カキ」と「折り鶴」が壁材に変身

画像はイメージ

 丸栄(広島市中区、立木陽子社長、082・292・4111)は、カキ殻と折り鶴を材料とした壁材「貝適空間Hiroshima」を商品化した。増改築の内外装壁用として提案を始めた。広島市から平和公園にささげられた折り鶴の提供を受け、壁材を製造。ホームセンターなどで販売する。価格は5キログラム缶入りで6480円(消費税込み)。

 貝適空間はカキ殻を粉末にし、折り鶴を紙吹雪状にして練り合わせた。カキ殻のソフトな白色と、折り鶴のカラフルな色合いを壁に再現できるという。石こうボードや壁紙、コンクリートに直接塗布できる。化学物質のホルムアルデヒドも吸着する。

 販売は一部のホームセンター、通信販売サイトなどで行う。同社はカキ殻の飼料や肥料、カキ資材などのメーカー。
日刊工業新聞2019年3月13日

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