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LGBT就活生の悩みにどう向き合う?

ベンチャー企業が課題解決に挑む
LGBT就活生の悩みにどう向き合う?

求職者の中には面接などで悩みを抱える性的少数者もいる

 JobRainbow(ジョブレインボー、東京都渋谷区、星賢人社長、050・1745・6489)は、性的少数者(LGBT)に特化した求人ウェブサイト「JobRainbow」の運用を始めた。就職活動の本格化に合わせた、多様性の推進に取り組む企業情報の発信とLGBTの支援が目的。利用料は、求人情報の掲載を含む基本的なサービスで月額課金制。2019年度中に月間アクティブユーザー60万人を目指す。

 掲載する求人情報は、企業への個別のヒアリングやLGBTに関する研修などを通して同社が作成する。企業は求職者の募集に加えて、多様性推進に関する取り組みの紹介や、サービス利用者を採用選考に招待する「逆オファー」ができる。サービス利用者は、自身の性的指向や配慮を要する事項などを登録することで条件に合う企業を検索できる。新サービスでは、求職者がプロフィルの公開・非公開を選ぶことも可能。5月をめどに、現行サービスから新サービスへの完全移行を予定する。

 ジョブレインボーは、LGBTの就職支援や企業向け研修などを手がけるベンチャー企業。星賢人社長は「今後は各社の取り組みを評価、フィードバックできる仕組みも構築して、企業が多様性の推進に取り組まないことのリスクを可視化したい」と語る。
「企業が多様性の推進に取り組まないことのリスクを可視化したい」と語る星社長
日刊工業新聞2019年3月12日
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
就職に関する悩みとして、取材前はエントリーシートの性別欄や職場の制服を思い浮かべていました。その他にも、トイレ・更衣室の利用やアウティング(本人の了承を得ない性的指向などの暴露)の防止など、当事者が直面する悩みは多岐に渡ります。職場探しにおける問題は性的指向だけではありませんが、避けては通れない大きな課題の一つだと思います。

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