JR九州で“AR×観光列車”、車窓に観光情報を表示
2020年の実現目指す
車窓に映るのは景色と観光情報―。JR九州は列車内で拡張現実(AR)技術を使って観光情報を提供するサービスの実用化を目指す。走行中の景色に合わせて歴史や見どころなどをリアルタイムで知らせる。当初はタブレット端末を利用し、2020年には車窓への表示を実現したい考え。4カ国語に対応し、訪日外国人(インバウンド)旅行者を含めた顧客満足度の向上を狙う。
今春に観光列車でタブレットによる実証を始める。対象は肥薩線人吉駅(熊本県人吉市)―吉松駅(鹿児島県湧水町)を運行する「いさぶろう・しんぺい」。乗客に約10台のタブレットを貸し出す。利用者へのアンケートを実施して提供する情報など具体的サービス内容を詰める。ARや第5世代通信(5G)などの技術でNTTドコモと協業する。
JR九州の青柳俊彦社長は「常識に制限されず互いの技術を駆使して新たなサービス内容を探りたい」としている。
今春に観光列車でタブレットによる実証を始める。対象は肥薩線人吉駅(熊本県人吉市)―吉松駅(鹿児島県湧水町)を運行する「いさぶろう・しんぺい」。乗客に約10台のタブレットを貸し出す。利用者へのアンケートを実施して提供する情報など具体的サービス内容を詰める。ARや第5世代通信(5G)などの技術でNTTドコモと協業する。
JR九州の青柳俊彦社長は「常識に制限されず互いの技術を駆使して新たなサービス内容を探りたい」としている。
日刊工業新聞2019年2月7日