あの国は大丈夫?航空会社「ブラックリスト」
今年も盆が近づいてきた。長期休みを使って実家に帰省する人、国内外に旅行に出かける人、はたまた連日仕事の人もいるであろう。特に海外旅行する人にとっては、どんな航空会社を使って行くかというのも楽しみの一つ。座席や機内サービスに加え、やはり見逃せないのが「安全性」だ。
欧州委員会は6月下旬、欧州連合(EU)域内に乗り入れることを禁止する航空会社のリスト(いわゆるブラックリスト)を改訂し、発表した。20カ国の231社が、EU域内での飛行を禁止されている。
発表によると、飛行禁止措置を受けている国は以下の20カ国。
▼アフガニスタン▼アンゴラ(1航空会社を除く)▼ベナン▼コンゴ共和国▼コンゴ民主共和国▼ジブチ▼赤道ギニア▼エリトリア▼ガボン(2航空会社を除く)▼インドネシア(4航空会社を除く)▼カザフスタン(1航空会社を除く)▼キルギス▼リベリア▼リビア▼モザンビーク▼ネパール▼サントメ・プリンシペ▼シエラレオネ▼スーダン▼ザンビア
このほか、スリナムのブルーウイングエアラインズも個別に指定を受けており、EU域内での飛行を禁止されている航空会社は計232社となる。
加えて、以下の8社については、特定の機体でのみ飛行可能という規制を受けている。
▼エア・アスタナ(カザフスタン)▼アフリジェット(ガボン)▼SN2AG(ガボン)▼エア・コリョ(高麗航空、北朝鮮)▼エアサービスコモーレス(コモロ)▼イラン・エア(イラン)▼TAAGアンゴラエアラインズ(アンゴラ)▼エア・マダガスカル(マダガスカル)
今回は、2010年以来リスト入りしていたフィリピンの航空会社が外され、飛行を解禁された。今回の改訂で新たに飛行禁止の措置を受ける航空会社はなかった。
「ブラックリスト」とは?
同リストは、正式には「EU航空安全リスト」(EU Air Safety List)と呼ぶ。航空会社または航空当局が、航空安全に関する国際標準を守らないと判断された場合にリスト入りする。欧州航空安全庁(EASA)などから28人の有識者が集まる「EU航空安全委員会」の決定に基づいて決められている。
欧州委員会のコメントによれば、同リストは、「市民が他地域に旅行する際に注意を促す役割を果たしている」とのこと。もっとも、「危険な航空会社をリストアップすることで自らの先進性を示すという、政治的な意味合いもあるのでは」との指摘もある。リスト入りしている航空会社の名前は、欧州委員会のホームページで公表されている。
EUが「ブラックリスト」発表
欧州委員会は6月下旬、欧州連合(EU)域内に乗り入れることを禁止する航空会社のリスト(いわゆるブラックリスト)を改訂し、発表した。20カ国の231社が、EU域内での飛行を禁止されている。
発表によると、飛行禁止措置を受けている国は以下の20カ国。
▼アフガニスタン▼アンゴラ(1航空会社を除く)▼ベナン▼コンゴ共和国▼コンゴ民主共和国▼ジブチ▼赤道ギニア▼エリトリア▼ガボン(2航空会社を除く)▼インドネシア(4航空会社を除く)▼カザフスタン(1航空会社を除く)▼キルギス▼リベリア▼リビア▼モザンビーク▼ネパール▼サントメ・プリンシペ▼シエラレオネ▼スーダン▼ザンビア
このほか、スリナムのブルーウイングエアラインズも個別に指定を受けており、EU域内での飛行を禁止されている航空会社は計232社となる。
加えて、以下の8社については、特定の機体でのみ飛行可能という規制を受けている。
▼エア・アスタナ(カザフスタン)▼アフリジェット(ガボン)▼SN2AG(ガボン)▼エア・コリョ(高麗航空、北朝鮮)▼エアサービスコモーレス(コモロ)▼イラン・エア(イラン)▼TAAGアンゴラエアラインズ(アンゴラ)▼エア・マダガスカル(マダガスカル)
今回は、2010年以来リスト入りしていたフィリピンの航空会社が外され、飛行を解禁された。今回の改訂で新たに飛行禁止の措置を受ける航空会社はなかった。
「ブラックリスト」とは?
同リストは、正式には「EU航空安全リスト」(EU Air Safety List)と呼ぶ。航空会社または航空当局が、航空安全に関する国際標準を守らないと判断された場合にリスト入りする。欧州航空安全庁(EASA)などから28人の有識者が集まる「EU航空安全委員会」の決定に基づいて決められている。
欧州委員会のコメントによれば、同リストは、「市民が他地域に旅行する際に注意を促す役割を果たしている」とのこと。もっとも、「危険な航空会社をリストアップすることで自らの先進性を示すという、政治的な意味合いもあるのでは」との指摘もある。リスト入りしている航空会社の名前は、欧州委員会のホームページで公表されている。
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