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オフィスをドローンが巡回する“残業防止サービス”が本格営業を開始

ショールームでサービス紹介、40社超が興味津々
オフィスをドローンが巡回する“残業防止サービス”が本格営業を開始

オフィス内でドローンを飛ばす(イメージ)

 大成はNTT東日本、ブルーイノベーション(東京都文京区)と共同開発した、飛行ロボット(ドローン)によるオフィス内自動飛行巡回サービス「T―FREND(フレンド)」の本格営業を始めた。NTT東の東京都港区のオフィスに、ショールームを開設。オフィスに見立てた空間で実際にドローンを飛行してデモを行う。「この手のサービスは実際に見てもらうことが不可欠」(加藤憲博専務)としている。現在、40社を超える企業から問い合わせが来ているという。

 サービスは契約先企業にドローンをレンタルで提供し、深夜22時などの決められた時刻に、ドローンがオフィス内を約1・8メートルの高度で巡回する。ドローンが得た画像は総務担当者などが閲覧でき、深夜作業している社員に帰宅を促すなどで、長時間残業の予防、ワークライフバランス改善に活用できる。利用料金は1年契約の場合で月40万円(消費税抜き)。

 また、オフィスビルの夜間のセキュリティー向上にも利用できる。「ビル内巡回警備は人手不足が深刻。ドローン活用で解決したい」(同)。

日刊工業新聞2019年2月1日

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