自動車用エンジンの熱効率を巡る競争が激しく
デンソーが2025年に熱効率50%達成目指す
デンソーは2025年に向け、既存のガソリンエンジンの最大熱効率を50%に引き上げる技術を開発する。現在の世界最高水準は同40%弱。自動車メーカーは20年の燃費規制に向けた技術は一定のめどがついているとされる。今後は、欧州で規制が強化されるとみられる25年に向けた技術開発が焦点で、競争力維持に向け開発に乗り出す。
デンソーはインジェクターなどの燃料系や点火系、排気系の各部品・センサー類を手がける。それぞれの技術を高め、より高効率な燃焼方法も開発。車の燃費向上につながるエンジン全体の熱効率を上げる。
既存のガソリンエンジンの最大熱効率を巡っては、トヨタ自動車が17年に投入する新型エンジンで世界最高水準の40%以上を目指す。マツダも時期は明らかにしていないが、最大熱効率50%を目指す方針を明らかにしている。
デンソーは既存のガソリンエンジンや電動化技術などの環境対応技術を開発。電動化も18年をめどに、簡易型ハイブリッドシステムの燃費を現状比数%向上する技術を開発する。
スターターとオルタネーターを一体化した簡易型ハイブリッドシステム「インテグレイテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)」に、コースティング(惰性走行)時にエンジンストップし、再びアクセルを踏むと再始動する機能を追加する。ISGはスズキの簡易型ハイブリッドシステム「S―エネチャージ」に採用されている
デンソーはインジェクターなどの燃料系や点火系、排気系の各部品・センサー類を手がける。それぞれの技術を高め、より高効率な燃焼方法も開発。車の燃費向上につながるエンジン全体の熱効率を上げる。
既存のガソリンエンジンの最大熱効率を巡っては、トヨタ自動車が17年に投入する新型エンジンで世界最高水準の40%以上を目指す。マツダも時期は明らかにしていないが、最大熱効率50%を目指す方針を明らかにしている。
デンソーは既存のガソリンエンジンや電動化技術などの環境対応技術を開発。電動化も18年をめどに、簡易型ハイブリッドシステムの燃費を現状比数%向上する技術を開発する。
スターターとオルタネーターを一体化した簡易型ハイブリッドシステム「インテグレイテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)」に、コースティング(惰性走行)時にエンジンストップし、再びアクセルを踏むと再始動する機能を追加する。ISGはスズキの簡易型ハイブリッドシステム「S―エネチャージ」に採用されている
日刊工業新聞2015年8月4日付